ドラマ「やまとなでしこ」ノベライズを読む3と
もうひとつは、結局、「たったひとつのもの」って何よ、ということ。「欧介といっしょにいればわかるでしょ」と母親にいわれても、視聴者には全然わからない。
もうひとつは、結局、「たったひとつのもの」って何よ、ということ。「欧介といっしょにいればわかるでしょ」と母親にいわれても、視聴者には全然わからない。
ところどころで出てくるのは、欧介が自分にとって大事なものを探して見つけてくれるというエピソード。雪子の万年筆、真理子の駅のプレート。それにあたる桜子の望むものは…ということになるが、どうだろう。ちなみに真理子の駅のプレートの話はノベライズにはない。
でも桜子にとって、望むものは「あなたといると、私は幸せなんです」ということ。貧乏でも「夢の中の王子」の欧介といることを結論にしている。これではなんか納得いかない。
オレが作った「続編」では「宇宙のルール」や「フィールズ賞」にとどまらず、桜子の自立をテーマにして、貧乏から「幸せ」へと行動していく二人を描いてみたかった。
それにしても、「続編」を作ってから10年。やっとノベライズを拝むことができたのが何よりもうれしい。
ちなみに、ノベライズではお屋敷の馬主の名前は「壇六助」ではなく「小原」が名字だ。
続編「やまとなでしこ」その後の物語 --たったひとつのもの--
http://blog.livedoor.jp/turubouzu/archives/cat_43347.html
もよろしくです。
続編「やまとなでしこ」その後の物語 --たったひとつのもの--
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